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論文

In situ neutron diffraction analysis of microstructural evolution-dependent stress response in austenitic stainless steel under cyclic plastic deformation

熊谷 正芳*; 黒田 雅利*; 松野 崇*; Harjo, S.; 秋田 貢一*

Materials & Design, 221, p.110965_1 - 110965_8, 2022/09

 被引用回数:4 パーセンタイル:41.53(Materials Science, Multidisciplinary)

Microstructural evolution in austenitic stainless steels during cyclic plastic deformation has been studied via diffraction line profile analysis; however, their microstructure-dependent mechanical response upon stress partitioning in the matrix (austenite) and deformation-induced martensite has remained largely unexplored. In this study, the stress response analysis of austenitic stainless steel was performed using neutron diffraction, to evaluate the phase stresses in the austenite and martensite, and the relation with dislocation data was discussed.

報告書

冷却材喪失事故時の被覆管延性低下に及ぼす冷却時温度履歴の影響

宇田川 豊; 永瀬 文久; 更田 豊志

JAERI-Research 2005-020, 40 Pages, 2005/09

JAERI-Research-2005-020.pdf:4.63MB

急冷開始温度及び急冷前の冷却速度がLOCA時の被覆管延性低下に及ぼす影響を調べることを目的とし、未照射PWR用17$$times$$17型ジルカロイ-4被覆管から切り出した試料を水蒸気中、1373及び1473Kで酸化し、ゆっくりと冷却(徐冷)してから急冷した。試験条件のうち、徐冷の速度を2$$sim$$7K/s、急冷開始温度を1073$$sim$$1373Kの範囲で変化させて複数の試験を行い、冷却条件の異なる試料を得た。酸化,急冷した試料に対しリング圧縮試験,ミクロ組織観察,ビッカース硬さ試験を実施した。急冷開始温度低下に伴い、金属層中に析出する$$alpha$$相の面積割合が大幅に増加し、被覆管の延性が明確に低下した。徐冷速度の減少に伴い、析出した$$alpha$$相の単位大きさ及び硬さの増大が生じたが、面積割合及び被覆管の延性はほとんど変化しなかった。析出$$alpha$$相は周りの金属層より硬く、また酸素濃度が高いことから、その延性は非常に低いと考えられる。したがって、析出$$alpha$$相の面積割合増大が、急冷開始温度低下に伴う延性低下促進の近因である。

論文

Velocity bunchingされた電子バンチのダブルスリット法によるエミッタンスの測定

飯島 北斗; 羽島 良一; 上坂 充*; 作美 明*; 坂本 文人*; 上田 徹*

Proceedings of 2nd Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 30th Linear Accelerator Meeting in Japan, p.501 - 503, 2005/07

エネルギー回収型超伝導リニアック(ERL)は、次世代放射光源として高輝度かつコヒーレントなX線発生を実現する技術として注目を浴びている。こうしたX線の利用方法はさまざまであるが、その1つにpump-and-probe法による超高速現象の観測が挙げられ、こうした実験では高時間分解能を必要とすることから、100fs程度の電子バンチの生成が要求される。そこでわれわれは、この極短電子バンチの生成方法としてmain linacでのvelocity bunchingを考え、PARMELAによるシミュレーションでこれを評価した。加速管はTESLA型を仮定した。これにより電荷量77pCの電子バンチが3.2psから0.17psまで圧縮できることを確認した。エミッタンスに関しては1.5$$pi$$mm.mradで、わずかな増大が確認されたが、それは許容範囲であった。今後、このシミュレーションをもとに低電荷量,低エミッタンスビームに対する圧縮の実証実験を東大18Lライナックで行う。

報告書

An Irradiation experiment for qualification of insulating coating

中道 勝*; 河村 弘

JAERI-Research 2005-015, 35 Pages, 2005/06

JAERI-Research-2005-015.pdf:6.48MB

本報告書は、核融合炉ブランケットにおける電気絶縁材としてのAl$$_{2}$$O$$_{3}$$皮膜の電気及び機械的特性の中性子照射による影響を調べたものであり、ITERの工学設計活動(EDA)の成果の一部である。ステンレス鋼SUS316L(N)-IG母材上のAl$$_{2}$$O$$_{3}$$皮膜の密着力を向上させるため、母材と皮膜間に2種類のアンダーコーティングを施工した。タイプ1試料は80Ni-20Cr合金に厚さ50$$mu$$m、タイプ2試料は410ステンレス鋼(SS410)に厚さ150$$mu$$mアンダーコーティング施工を行った。そして、Al$$_{2}$$O$$_{3}$$皮膜を最上コートとして厚さ200及び500$$mu$$m施工した。これらの試料を、JMTRにおいて150$$^{circ}$$C及び250$$^{circ}$$Cで3$$times$$10$$^{24}$$/m$$^{-2}$$(E$$>$$1MeV)まで照射した。衝撃エネルギ14kJ/m$$^{2}$$で30000回まで衝撃を与えた機械的衝撃試験において、両タイプ試料のAl$$_{2}$$O$$_{3}$$皮膜は健全、かつ、電気抵抗は150$$^{circ}$$C及び250$$^{circ}$$Cで1$$times$$10$$^{11}$$$$Omega$$以上であり、本皮膜の性能はITER設計条件を越えるものであった。ITER設計値の200MPaを越える300MPaまでの圧縮試験においても、Al$$_{2}$$O$$_{3}$$皮膜の剥がれは観察されなかった。以上の結果により、両皮膜とも機械的衝撃及び圧縮に対して十分な抵抗性を有し、ITER設計基準を満足することを明らかにした。

論文

Experimental verification of velocity bunching via shot-by-shot measurement at S-band photoinjector and linac

飯島 北斗; 上坂 充*; 坂本 文人*; 上田 徹*; 熊谷 教孝*; Serafini, L.*

Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 44(7A), p.5249 - 5253, 2005/01

 被引用回数:8 パーセンタイル:32.18(Physics, Applied)

「速度集群」と呼ばれる圧縮方法の実験的な検証を報告する。 線形圧縮に基づく速度集群は圧縮器として進行波型の加速管を使用する。 実験は東京大学の原子力工学研究施設にあるS-バンドのフォトカソードRF電子銃と線形加速器を用いて行われた。1バンチごとのバンチ長はフェムト秒ストリークカメラにより、バンチあたりの電荷量1nCに対して、平均0.5$$pm$$0.1ps(rms)と測定された。この結果はPARMELAによるシミュレーションとよく一致している。

論文

Aging deterioration test of seismic isolation applied to fusion experimental reactor

武田 信和; 中平 昌隆; 角舘 聡; 高橋 弘行*; 柴沼 清; 矢花 修一*; 松田 昭博*

Proceedings of 9th World Seminar on Seismic Isolation, Energy Dissipation and Active Vibration Control of Structures (CD-ROM), p.299 - 306, 2005/00

核融合実験炉であるITERは、設計地震動を越える地震に対しても十分なマージンで健全性を確保するために、積層ゴムの使用を計画している。原子力分野での利用においては、2$$sim$$5MPaの面圧の使用経験しかなく、ITERのように10MPaに及ぶ高面圧については実績がない。したがって、高面圧の積層ゴムの設計データは十分になく、詳細な特性評価が必要である。経年変化後の耐久試験の結果から、40年の経年変化後にも積層ゴムは400サイクルまでは安全に使用できることが確証された。一方、残留変形は246サイクル目に確認され、これは、剛性のような巨視的な機械的特性が変化するよりも十分に早く残留変形が観測可能であることを意味する。したがって、定期的な目視点検によって破断の徴候を察知することで、供用中の積層ゴムの破断を予防することが可能である。

報告書

Pumping characteristics of roots blower pumps for light element gases

廣木 成治; 阿部 哲也; 丹澤 貞光; 中村 順一*; 大林 哲郎*

JAERI-Tech 2002-056, 11 Pages, 2002/07

JAERI-Tech-2002-056.pdf:0.79MB

ITER粗引システム設計の妥当性を評価するため、2段ルーツ真空ポンプシステムの軽元素ガス(軽水素H$$_{2}$$,重水素D$$_{2}$$,ヘリウムHe)及び窒素ガスN$$_{2}$$に対する排気特性(排気速度及び圧縮比)の試験をITER R&Dタスクとして実施した。試験では、エドワーズ社ルーツ真空ポンプEH1200(1台,公称排気速度1200m$$^{3}$$/s)と同EH250(2台,同250m$$^{3}$$/s)及びロータリーポンプ(1台,同100m$$^{3}$$/s)を直列に接続し、ヨーロッパ真空規格に準拠して実験を行った。そして、2段ルーツ真空ポンプシステムのD$$_{2}$$及びN$$_{2}$$に対する最大排気速度はそれぞれ、1200と1300m$$^{3}$$/hであり、公称排気速度を満たすことを確認した。本試験結果は、2段ルーツ真空ポンプシステムからなるITER粗引システム設計の妥当性を裏付けるものである。

報告書

国際熱核融合実験炉(ITER)における高面圧型免震要素の特性評価研究; 小中規模免震要素試験(委託研究)

高橋 弘行*; 中平 昌隆; 矢花 修一*; 松田 昭博*; 大鳥 靖樹*

JAERI-Tech 2001-064, 111 Pages, 2001/11

JAERI-Tech-2001-064.pdf:8.96MB

国際熱核融合実験炉(ITER)では、建屋基礎盤の面積に比して支持重量が大きく、また配置性の観点から免震要素の個数が制限されるため、7.35MPa~14.7MPa程度の面圧の「高面圧型免震要素」の使用が検討されている。これまでも、原子力施設への免震導入に関して、2.45MPa~4.90MPa程度の面圧を中心に数多くの研究が行われてきたため、高面圧型免震要素に対する設計用のデータは十分に整っているとは言えない。このため、使用される高面圧条件下における積層ゴムの種々の力学特性・強度特性を評価し、設計用データの蓄積を図る必要がある。平成9年度から平成11年度にわたり高面圧型免震要素の特性評価研究として、小中規模の免震要素を中心に試験を実施した。本研究ではこの成果をまとめて報告する。

論文

Bright electron multi-bunch production for the high power JAERI-FEL oscillator

西森 信行; 羽島 良一; 永井 良治; 静間 俊行; 沢村 勝; 菊澤 信宏; 峰原 英介

Proceedings of 13th Symposium on Accelerator Science and Technology, p.458 - 460, 2001/00

原研FELオシレーターでは、高出力FEL発振を実現するために、入射システムの最適化を行いアンジュレーター内で、ピーク電流100A以上(電荷0.5nC),ジッター100fs以下を実現した。電子バンチは10.4MHzの間隔で生成され、マクロパルスあたり5000個以上の多重バンチを生成する。この高輝度マルチバンチを用いて、0-detuning発振等ユニークな成果を挙げている。ここでは、原研FELのユニークなRF圧縮システムの紹介と、今後のエネルギー回収システムに対応した電子銃の開発について述べる。

論文

高並列可視化処理時におけるZバッファ画像合成処理

金子 勇; 村松 一弘

計算工学講演会論文集, p.349 - 352, 2000/05

多数のプロセッサを用いて画像レンダリングを行う手法の場合、各プロセッサのレンダリング結果を最終的に一つの画像に合成する処理を行う必要があり、これは、Zバッファを用いた画像合成手法で処理が行われる。しかし、数十プロセッサを超える規模でこのZバッファ画像合成処理を行うと、処理の低速化並びに各プロセッサでのローカルメモリ不足という問題が発生する。そこで、本報告では、Zバッファ画像合成処理を演算子と考え、これがReduceオペレータという特殊な演算子であることを用いた並列化手法、並びに背景情報の削除によるバッファ圧縮という、この問題に対する二つの解決法を新たに提案する。また実際に、並列計算機Paragonで評価を行った結果を示し、これらの手法の有効性を検証する。

報告書

高並列可視化処理時におけるZバッファ画像合成処理

金子 勇; 村松 一弘

JAERI-Data/Code 2000-020, p.16 - 0, 2000/03

JAERI-Data-Code-2000-020.pdf:0.88MB

多数のプロセッサを有する高並列計算機上においては、領域分割による数値計算手法が用いられる。ここで、解析規模の増大してきている現状では、これらの解析結果の可視化を計算本体と同時に各プロセッサで同時に行う手法が現実的なものとなりつつある。特に、リアルタイムに計算結果を可視化するという、実時間可視化を行う際には、この手法は必須のものである。そして、このような多数のプロセッサを用いて画像レンダリングを行う手法の場合、各プロセッサのレンダリング結果を最終的に一つの画像に合成する処理を行う必要があり、これは、Zバッファを用いた画像合成手法で処理が行われる。しかし、数十プロセッサを超える規模でそのZバッファ画像合成手法を行うと、処理の低速化並びに各プロセッサでのローカルメモリ不足という問題が発生する。そこで本報告では、Zバッファ画像合成処理を演算子と考え、これがReduceオペレータという特殊な演算子であることを用いた並列化手法、並びに背景情報の削除によるバッファ圧縮という、この問題に対する二つの解決法を新たに提案する。また実際に、並列計算機Paragonで評価を行った結果を示し、これらの手法の有効性を検証する。

論文

Tensile and bending properties of C/C composite for future HTGR control rod

橘 幸男; 小嶋 崇夫; 塙 悟史; 石原 正博

Proceedings of 7th Annual International Conference on Composites Engineering (ICCE-7), p.841 - 842, 2000/00

将来高温ガス炉制御棒用C/Cコンポジット材料の候補材である東洋炭素(株)製CX-2702Gの室温での引張試験、圧縮試験及び曲げ試験を実施し強度特性を調べた。本材料は、引張強さ$$>$$曲げ強さ$$>$$圧縮強さの傾向を示し、曲げ強さは圧縮強さにより支配されている。圧縮強さは曲げ強さの6割程度であるが、この差異はワイブル係数を用いた確率論的評価を行うことで説明することができた。また、本材料の引張強さ及び圧縮強さのワイブル係数は両者ともに約11であり、構造強度に及ぼす寸法効果について考慮する必要があることを示した。

論文

Structure factor and electronic structure of compressed liquid rubidium

千原 順三*; G.Kahl*

Physical Review B, 58(9), p.5314 - 5321, 1998/09

 被引用回数:19 パーセンタイル:67.97(Materials Science, Multidisciplinary)

量子論的HNC方程式を用いて高圧(0.2~6.1GPa)により圧縮された液体ルビジュームの構造因子を計算した。結果は極めて実験結果と良く一致した。これらの構造因子は、Wigner-Seitz半径でスケールするとすべてほぼ同一曲線に乗ることが示された。これにより量子論的HNC方程式が、強結合プラズマも正しく記述できる可能性を示した。

論文

Divertor biasing effects to reduce L/H power threshold in the JFT-2M tokamak

三浦 幸俊; 旭 芳宏*; 花田 和明*; 星野 克道; 居田 克巳*; 石毛 洋一*; 河西 敏; 河上 知秀; 川島 寿人; Maeda, M.*; et al.

Fusion Energy 1996, p.167 - 175, 1997/05

ダイバータバイアスのL/H遷移パワーに与える効果についてまとめたものである。JFT-2Mの上シングルヌルプラズマ配位において、下シングル閉ダイバータ用の外側バッフル板に正のバイアス電圧を印加するとスクレイプオフ層(SOL)に負の径電場が形成され、またバッフル板からダイバータ板へSOL電流が流れる。これらの効果により、ダイバータ部に中性粒子が圧縮されるダイバータ効果が助長される。この中性粒子のダイバータ部への圧縮がL/H遷移パワー減少に対して効果的であることを明らかにした。また、強力なガスパフも過渡的に中性粒子をダイバータ部に圧縮し同様な効果があることを示した。これらの結果は、イオン損失によるL/H遷移理論を支持している。

論文

Acoustic emission for polycrystalline graphite under compressive loading

井岡 郁夫; 依田 真一*; 小西 隆志*

Carbon, 28(4), p.489 - 495, 1990/00

 被引用回数:5 パーセンタイル:35.72(Chemistry, Physical)

黒鉛材料の変形挙動を明確にするため、圧縮荷重下における原子炉級黒鉛(IG-11)からのアコースティック。エミッション(AE)を測定した。黒鉛からのAEは、荷重とともに増加し、ピークを取った後、破壊まで減少した。この現象を定性的に説明するための変形モデルを提案した。このモデルは、結晶粒界での転位のパイルアップを基礎としたものである。このモデルを検証するため、酸化した黒鉛材料を用意した。酸化材のAE挙動は、提案したモデルを支持するものであった。さらに、与えられたAE挙動から、全塑性歪速度、すべりによる塑性歪速度、マイクロクラックによる塑性歪速度の関係を定性的に示した。

報告書

CPCデータベース・システムの機能と構造

吉田 徹*; 富山 峯秀

JAERI-M 86-010, 108 Pages, 1986/02

JAERI-M-86-010.pdf:3.68MB

プログラムの開発にあたり、すでに作成・評価済みのものを参照する事は、それに要する時間および費用の節約に有益である。CPCは物理学の分野におけるプログラムおよびそれらに関する情報の国際的な交換誌である。原研もこれに加入しており、現在計算センタ-では1300程度のCPCプログラムが保管され、今後も増加の傾向に有る。このCPCプログラムと情報を総合的に管理し、またユ-ザが手軽にそれらを検索・入手できることを目的として新規にデ-タベ-ス・システムを作成した。このシステムでは、TSS環境の下でメニュ-選択方法を用い、対話的に処理を進めて行く。デ-タベ-ス中では各CPCプログラムを圧縮した形式で格納し、保管のための磁気ディスク領域の削減を計った。この報告では、主としてデ-タベ-ス・システムの利用法について説明する。

報告書

蒸気圧縮型蒸発処理装置の建設と運転結果

西沢 市王; 坂本 勉*; 勝山 和夫; 進士 義正; 三戸 規生; 松元 章

JAERI-M 9910, 37 Pages, 1982/01

JAERI-M-9910.pdf:1.57MB

3m$$^{3}$$/hrの処理能力をもつ蒸気圧縮型蒸発処理装置を1978年3月に設置した。設置後、コ各種の試験を実施し装置の特性、最適運転条件を調べた。続いて実廃液の処理を実施し、さらにメンテナンスについても経験を積んできた。これらの経験から、(1)定格処理量は、設計条件である3m$$^{3}$$/hrが満足できた。また処理量を50%まで安全に制御して運転できた。さらに除染係数は10$$^{3}$$以上が得られた。(2)運転維持費に関係する蒸発比は、単効用蒸発処理装置と比較して14倍になった。したがって加熱源は1/14ですむ。(3)伝熱面に付着したスケールは、化学除染法でほぼ完全に除去できた。(4)主要機器の性能低下は、実廃液を約3,000m$$^{3}$$処理した時点においても見られない。 このことから、放射性廃液の処理に、蒸気圧縮式蒸発処理法も有力な処理手段であることが実証された。

論文

Oxidation of zircaloy-4 under high temperature steam atmosphere and its effect on ductility of cladding

川崎 了; 古田 照夫; 鈴木 元衛

Journal of Nuclear Science and Technology, 15(8), p.589 - 596, 1978/08

 被引用回数:61

ジルカロイ4管の水蒸気による酸化を900~1330$$^{circ}$$Cの間で測定した。酸化速度は、1000$$^{circ}$$C以上では放物線則、950$$^{circ}$$C以下では対数則に従った。酸化した試料の延性は1000$$^{circ}$$C以上では、酸化量の増加と共に、又反応温度の上昇と共に(酸化量が同じであっても)低下した。950$$^{circ}$$Cで酸化した試料は、酸化量が少なくても著しく脆化した。これらの実験結果により、酸化については、ECCS性能評価指針は安全側にあることが確かめられた。

報告書

有限要素法による円管扁平試験解析

山田 礼司; 鈴木 元衛; 原山 泰雄

JAERI-M 6690, 26 Pages, 1976/08

JAERI-M-6690.pdf:0.84MB

被覆管の照射後試験、及び被覆管第一水蒸気反応後試験の一として、円管扁平試験が行われている。扁平円管の変形及び荷重の関係を定量的に把握する目的で有限要素法による二次元弾塑性解析の計算機実験を行った。直変異方性降伏条件を用い、パラメータサーベィを行った結果、円管変形の初期では平面歪解が、変形後期では平面応力解が実験結果と合うことがわかった。また塑性変形が、変形の初期の段階から起きていることがわかった。

報告書

Self-Similar Analysis of the Spherical Implosion Process

石黒 幸雄; 桂木 学

JAERI-M 6616, 33 Pages, 1976/07

JAERI-M-6616.pdf:0.7MB

レーザ加熱による削摩作用で起る爆縮過程が相似解析によって研究される。特に、超高圧縮を伴なう爆縮過程を再現する相似解の存在の可能性が注目される。まず、相似解析の詳細が爆縮過程に対して示され、定量的な結論が得られる。相似解析の立場から、多段衝撃波による圧縮についても議論される。さらに、一様な等エントロピー圧縮による気体運動は一つの相似運動であることが示される。

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